クモマツマキチョウ交尾

今日は移動性高気圧がやってきて、気温は10℃ですが日差しが暖かく、クモマツマキチョウのペアが2組できました。交尾の成立は昨年より3日遅れですが、これで一安心、明日から採卵に専念します。しばらく見ていたら、交尾しながら吸蜜してます。菜の花はこれから産卵用にもなります。

羽化の準備 チャマダラセセリ

来週から暖かくなりそうなので、チャマダラセセリ(写真1)とアカマダラ(写真2)の蛹を冷蔵庫から出しました。師匠から頂いた北見市産です。今日ツマキチョウの雄とクモマツマキチョウ雌のハンドペアリングを試みましたが、失敗。へたなうえに1個体ずつでは、無謀でした。ツマキチョウの蛹をもっとたくさん用意しないと成功しそうもないです。採卵は蚊帳の中でのクモマツマキ同士のペアリング待ちです。

クモマツマキチョウ雌が羽化

クモマツマキチョウの雌が羽化しました。雄に遅れること4日です。今日羽化した雄もいますが、自然状態でも雌の羽化ピークが雄のピークから4日遅れくらいがちょうど良いように思えます。これから交尾、採卵、飼育と忙しくなります。ツマキチョウの雄も羽化しているので、ユキワリツマキもやってみます。ハンドペアリングがうまくできればの話ですが。飼育している幼虫の方はウラゴマダラシジミの第1号が蛹化しました(写真2)。

クモマツマキチョウ羽化

冷蔵庫から出して室内に置いていたクモマツマキチョウ蛹の羽化が始まりました。蛹の翅の部分がオレンジ色になった雄から羽化してきます。写真を撮った後、菜の花のプランターを入れた蚊帳に移しました。まだ雌は羽化しそうにないので、しばらく蚊帳の中で翔び回ってもらうことにします。サクラの蕾をもりもり食べていたメスアカミドリシジミ幼虫は第1号が蛹になりました。

ツマキチョウ羽化

昨日は少し暖かく、春めいた一日。ツマキチョウとムシャクロツバメシジミが羽化しました。今日は打って変って日差しもなく、羽化した蝶も翔べません。ムシャクロの蛹はいくつかあったのですが、室内でも羽化に至らず、死んでしまった蛹が多くいます。低温処理した蛹はなおさらです。蛹化は室内でしたが、野外ではどうでしょうか。寒いのに大きくなり過ぎた幼虫は死んでしまうのでしょう。昨日、人間の方は3回目のワクチン接種を受けてきました。初めてのモデルナ製でした。20時間ほど経っていますが、発熱はなく、左肩が痛いのと、少々の倦怠感はあるようです。副反応が全くないと、高齢で抗体も出来ないのかと心配になりますからね。高齢と言えば、昨日の会話。『雪の宿の観光センターが火事だって。』この時期、観光業はただでさえ大変なのに・・・と思っていたら、”雪の宿”の三幸製菓の火事でした。こちらも大変ですが。

メスアカミドリシジミの餌補給

最初に孵化したメスアカミドリシジミが終齢になりました。近くのカンヒザクラ、もう蕾です。まもなく開花。餌で与えていた芽も伸びて、花びらが出ていましたが、既に食われていました。大きくなってぷっくりとした幼虫の前の方の2番目、3番目の体節には側面の黒点がついていません。ここは成虫になると胸部になるはずです。生態図鑑で確認しても、同様です。胸の部分だけ、なにか違うんでしょうか。

ウラゴマダラシジミの餌調達

ウラゴマダラシジミが例年より早く孵化し、そろそろ3齢になるので、餌のイボタを取りに行きました。いつも通っている三木市へ。イボタの木はたくさんあるのですが、卵は少なく、今年はお目にかかっていません。写真1のように林縁で、もう葉を伸ばしているおいしそうな木を見つけましたが、卵はなし。枝を二つもらって帰りました。家に帰ると、3齢になったばかりの幼虫がいました。例年は2月の中旬に孵化して飼育を始めるので、今年は半月以上早い成長です。いつも3月に入ってから2齢幼虫を採集に行くのですが、年末に淡路島へ下見に行った時、卵が少なかったので、幼虫採集はどうしようかなぁ。

ミヤマカラスアゲハが羽化

立春を過ぎたばかりで、ミヤマカラスアゲハが羽化してしまいました。蛹化後ずっと室温で保管していたので、季節感が狂ってしまったのでしょう。自分で飼育した上川市産はこれで終了です。師匠からいただいた北見市産はアカマダラやチャマダラセセリと一緒に冷蔵庫の中です。

立春

寒い1日ですが、立春です。庭の食草、雑草の様子。ナバナは11月7日に種蒔きしたサカタのタネ製”早春なばな”が開花、タネツケバナも咲いています。ということでクモマツマキチョウはもう羽化準備完了。マンサク(写真3)は花芽が膨らんできたところ、ウラクロシジミの孵化はもう少し先です。雑草の方はオオイヌノフグリが咲き、ヒメ?オドリコソウ(写真5)も咲き始めています。

如月

毎月1日には、ゆずりはクラブ会誌が届きます。2022年で第24巻、2月号はペンションファーブル山本さん執筆の昨年の甲信越のチョウ振り返りが掲載されています。ああ、そういえば去年はこんなだったな、と思いながら春を待ちます。2月にはクモマツマキチョウやチャマダラセセリを羽化させるので、ぼちぼちその準備も。神戸あたりでは2月下旬にクモマツマキを羽化させると、産卵は庭のナバナで、飼育には近郊農地のタネツケバナがちょうどタイミングが良く、幼虫期間の気温が低いので病気があまり発生しません。野外の母蝶採卵では、どうしても飼育が5~6月になり、高温による病死が高率になってしまいます。昨年も2月20日頃には、母蝶が産卵していました。500Wのハロゲンランプがあれば、光量、温度とも調節できる(70cmほど離して20分間隔くらいでON/OFFすると良い)ので、天候や気温にあまり関係なく、採卵することができます。