タカネキマダラセセリ 2023

恒例の新穂高タカネキマダラセセリ。昨日行ってきました。梅雨が明けず、やきもきしていましたが、やっとスカッと晴れました(少し暑すぎたかも)。個体数は少なかったのですが、久しぶりに高山蝶の採集で楽しめました。登山道が復旧した白出沢ですが、斜面の草付きが崩落した箇所も多く、タカネキマダラ食草のカリヤス類は減ってしまったようです。こちらの復旧にはしばらくかかりそう。写真は朝、ヨモギの先端で静止するタカネキマダラ雌。

オオシロモンセセリ羽化

幼虫採集で飼育したオオシロモンセセリが羽化しました。放置飼育しても、野外並みというか、それ以上のサイズ。セセリ類は野外採集ではなかなか綺麗な個体が採れないので、飼育が簡単なオオシロモンセセリは大歓迎。

梅雨明け間近

久しぶりの陽射しで庭に出てみました。蚊帳の中ではクロツバメシジミ。第3化の羽化が始まり、交尾しているカップルがいました(写真1)。垣根にはモンキアゲハの夏型が来ています(写真2)。袋がけしたフタオチョウの様子をのぞくと、ふっくら太った幼虫が糸を張った台座を作って葉先に静止していました(写真3)。もうすぐ3齢かな。

アカボシゴマダラが蛹化

幼虫採集してきたアカボシゴマダラが蛹になりました(写真1)。3頭のうちあと1頭が幼虫。最後の幼虫は奄美で採集したとき、3齢に脱皮したところでした。神戸で袋がけ飼育して、3齢から蛹になるまで15日はかかるということです。母蝶から採卵した分はまだ2齢になったばかり。先が長いですし、エノキで室内飼育していると脱落が多いのでめげます。

黒紐探索

クロヒカゲモドキを探しに岡山まで行ってきました。午前中、何とかお天気はもったのですが、目的の蝶は現れず。一見似ている、クロヒカゲ(新鮮)、ヒカゲチョウ(ボロ)、クロコノマチョウ(新鮮)は翔び出したのですが、肝心のクロヒカゲモドキ(黒紐ではなくて黒日陰擬)は目撃なし。明るいところではこれもちょい似のジャノメチョウが交尾していました(写真1)。

ゼフ母蝶採卵

新見市のウスイロオナガシジミとウラジロミドリシジミの母蝶。奄美から帰ってきたときまでご存命でしたが、ついに亡くなられました。終盤はほとんど卵を産んでいなかったようですが、長生きしました。一応、多くはないのですが産卵してくれました。写真1がウスイロオナガ。写真2がウラジロミドリの卵です。春の飼育開始までの保管を失敗しないようにせねば。須磨寺前の池ではチョウトンボが盛んに翔んでいます。チョウトンボを見ると、子供の頃の暑い夏とセミ採りを思い出します。そろそろ梅雨明けですね。

アカボシゴマダラ袋がけ

奄美で3齢幼虫採集してきたアカボシゴマダラを袋がけ飼育しています(写真1)。一番早いのは終齢になって、そろそろ蛹になりそうです(写真2)。朝、須磨寺公園で今年初めてクマゼミの鳴き声を聞きました。昨年は7月3日、一昨年は7月1日だったので、やや遅め。梅雨が長いせいですかね。

オオシロモンセセリが蛹化

幼虫採集してきたオオシロモンセセリが3頭、蛹になりました。現地で取ってきたゲットウで蛹になるまで足りたのですごく楽な飼育でした。葉を丸めた巣の中で蛹化するものと巣から離れて蛹化するものがありました。

幼虫いろいろ

奄美の母蝶から採卵した卵が孵化して、いろいろお世話が大変になってきました。ナガサキアゲハは一部しか孵化しませんでしたが、2齢から3齢になろうとしています(写真1)。フタオチョウは初齢幼虫が葉先で陣取っています(写真2)。最初からエノキを与えてみましたが、4頭に1頭くらいしか囓りません。育つかどうかは今後。アオタテハモドキは孵化が始まっていて、卵が小さくて見落としていたのがあったようで、いつの間にか葉に穴が空き出しました(写真3)。心配なのはオキナワカラスアゲハ。卵は産んだものの、孵化しません。幼虫採集してきたオオシロモンセセリは蛹になりました。

アカボシゴマダラ2齢に

アカボシゴマダラが2齢になりました。脱皮直後の2齢幼虫(写真1)。2齢から角ができますが脱皮したばかりは体色より明るい黄緑色です。しばらくすると角が褐色になり、いかつい感じになります。神戸のエノキでは最初なかなか食いつきが良くなく、初齢で半数近く、脱落してしまいました。