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指定種の移管 2 アサマシジミ北海道亜種

アサマシジミは雄翅表の色合いが多様で、といっても皆ブルーなのですが、別種扱いされたり、いろいろな呼び名がついたりした人気の高い蝶です。北海道亜種はかつてイシダシジミと呼ばれ、明るいブルーの綺麗な蝶です、採集禁止でなければ毎年でも行きたい蝶です。イシダ以外にも、ヤリガタケ、トガクシ、ミョウコウ、ハクサンなど産地ごとに魅力的な呼び名がついていて、アサマブームもあったように思います。イシダシジミを実際に採集できたのは1975年、1シーズンだけ。院生のFさんと1回生のI君と3人での北海道遠征でした。7/13,16;北愛国、7/20;上春別、7/21;西春別、7/23;忠類で、満足のいく採集ができました。ほとんどが旧国鉄線路沿いの草付きでの採集でした。当時の様子はSpinda Classics Vol.1のSPINDAR 7に記されています。なにせ、コピー機も普及していない時代なので、携帯のカメラもなく、生態写真はありません。残念だなぁ、、イシダをたくさん採った前年にも、上春別で線路脇のシロツメクサの花をぴょんぴょん翔びまわるカラフトタカネキマダラセセリを次から次と取り込んでいたのに。学生最後の年で、1976年春からは就職し、しばらく遠征ができませんでした。ということで、アサマシジミ北海道亜種は標本写真だけです。鉛筆で手書きのラベルが付いています。おまけで各地のアサマシジミ。

   アサマシジミ北海道亜種(左列♂,右列♀)
  (上段;シロウマシジミ,下段;ハクサンシジミ)
   小谷村産アサマシジミ ♂ の色彩変異

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