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旧和泉村のギフチョウ 2024

福井県のギフチョウは毎春シーズン開幕で、南越前町や越前市へ行っておりました。今年はシーズン終盤に福井県大野市(旧和泉村地区)のサイシン食いのギフ。石徹白(いとしろ)川流域、九頭竜湖の近く。いとしろ、くずりゅう、なんかいいなぁ。初めての産地とはいえ、ご近所のFさんにちゃんとポイントをレクチャーしてもらったので、1♂1♀、なんとか採れました。現地に着くとスミレとタネツケバナ(写真1)。時間が逆行してまた早春のギフチョウシーズンです。電話で再レクチャーしてもらい、やっと着いたポイント(写真2)。静かで明るくて、ほんとにいいところです。付近にウスバサイシンもあります(写真3)。ところが、だいぶ待ったのですが、ここでは採れず、疲れて帰った駐車スペース脇のサクラ、それも三分咲きどころか三分残りのわずかな花にギフが行ったり来たり。シバ棒では届かないので、あわてて車の中の7m竿にネットを取り付けて、バタバタするうちに、スーっと降りてきて、結局伸ばさず1段で捕獲。こんなもんです。新鮮な♂でした。うれしい。 追加を狙って違う場所へ行ったり、ポイントへ戻ったり、スミレやサクラの花をチェックしたり、でも採れませんでした。午後3時近くなって、サクラの大木を眺めていたら、林縁からヒラヒラとギフらしきものが、、、農地跡のススキの原へ降りたような。近寄って、こちらが見つけたと同時にギフが翔びたちました。横に掬って、ありゃ、しまった。ネットの中に藁がいっぱい。でもなんとか傷付けずにギフチョウを取り押さえました。未交尾の♀でした。今回の和泉ギフのペア(写真4)。この地域のギフチョウの特徴やオロチギフについて知りたい方は、珠玉の標本箱シリーズ 9 ギフチョウ(東日本)を参照ください。福井のギフについて、蝶研出版のギフチョウ88ヵ所めぐりと同じ、三上さんが書かれています。

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